お役立ち
【お役立ち】災害時の水回り対策や水を活用した防災術
近年、集中豪雨の増加により洪水・土砂災害が増えています。
ここでは、そういった災害に対する事前の備えと対策について
水回りを中心にご紹介いたします。
こんな時の対処法や備え
・シチュエーション① 大雨時にトイレが流れない
・シチュエーション② 大雨時の室内浸水対策
・シチュエーション③ 停電が起きたら
シチュエーション① |
大雨時にトイレが流れない
大雨時、弊社へのお問合せで特に多いのがこのシチュエーションです。
なぜ大雨時、トイレが流れなくなる現象が起きるのかというと、
下水管や排水管内が雨水で満水状態となることで排水管内に
圧縮された空気だまりが出来ることによりトイレの水が流せなくなります。
これが大雨時にトイレが流れない現象の主な原因で、
ほとんどの場合、満水状態が解消されるまで時間を置く、
天候の回復を待つことで改善されることが多いです。
どうしても緊急でトイレを流したい場合は以下で紹介する方法で(一回分程度)流すことができますが、
その時々のシチュエーションによっては逆流するなどの逆効果な場合もあるので、
行う際はあくまで自己責任でお願いいたします。
緊急でトイレを流す方法
方法① 排水管に溜まった空気だまりを外に逃がす。
方法② 屋外にある汚水桝のフタを開け空気を逃がす。
いずれの方法も一時的な対処法ですので、緊急ではない場合は
天候の回復を待つか、下水道の満水が解消されるのを待つことをオススメします。
また、下水管や排水管内の満水が解消されない限り、根本的な解決にはならないので
非常用の簡易トイレも常備しておくことが大事です。
※天候も回復し、下水道の満水も解消されたにも関わらずトイレが流れない場合は
弊社までお問い合わせください。
緊急でトイレを流す方法について佐賀市上下水道局の動画をご紹介します。
シチュエーション② |
大雨時の室内浸水対策
■排水口からの逆流を抑える。
急激な水位の上昇により、トイレや浴室、洗濯機の排水口などから
下水が逆流し吹き出ることがあります。
このようなことが起こらないよう、豪雨への備えをしっかり行いましょう。
まずは、ビニール袋に水を入れた『水のう』を
排水口などに設置すると逆流を抑える効果があります。
また、玄関からの浸水には、
止水するための板と重石代わりに水のうを設置することで軽減することもできます。
ダンボールなどに入れると持ち運びに便利で設置も簡単です。
■水のうの作り方
45リットル程度の大きめなゴミ袋を二重・三重に重ね、
そこに水を半分程度入れ、空気を抜いてから口をしっかり縛る。
※『土のう』がなくても、『水のう』で、家への浸水を軽減することができますので、
『もしも!』のときは、『水のう』もご活用ください。
■水のうの設置個所
参照:北九州上下水道局(ご家庭での下水の逆流を防ぐには?)より
シチュエーション③ |
停電が起きたら
■停電時に安全に灯りを確保する
近年続く災害で多くの方が非常持ち出し袋などの非常用バックなどを常備しているお宅も多いと思います。
ランタンをお持ちであれば簡単に灯りを確保することが出来ますが、
無い場合には、お手持ちの懐中電灯と水の入ったペットボトルを使うことで
簡単にランタンのような灯りを確保することが出来ます。
左:自立できる懐中電灯の上に水の入ったペットボトル
右:コップに懐中電灯を入れ、その上に水の入ったペットボトル
■停電時に便器を洗浄したい
■停電時の便器洗浄方法
便器に「便器洗浄つまみ」があるタイプは、つまみを操作することにより
便器を洗浄することができます。
洗浄つまみの位置・操作は製品により異なりますので、
お持ちの取扱説明書、または下記リンクよりご確認ください。
停電、断水、給水制限の使用(洗浄方法) ※TOTO製品
https://jp.toto.com/support/emergency/dansui/
水漏れ、つまり、故障やクリーニングまで
水まわりのお困り事はナカソネ住設にお任せ下さい。